◆今までに、一般 の方から送られてきた技術的な質問と、それに対する答えです。 |
一般的な質問 |
新潟県に日本で唯一油田があると聞いたのですが、詳しい住所がわかりません。 |
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お尋ねの油田というのは新津油田のことかと思います。 この油田は近年操業を停止しまして、その跡に博物館も含め大きな記念公園が作られたようです。場所等も含め詳細は、新津市のホームページの中の萬巻楼というコーナー(http://www.city.niigata.niigata.jp/info/niitsu-mgr/railoil/)に鉄道・石油王の館として詳細に紹介されています。住所としては、新津市金津のようです(信越本線矢代田駅東方2km)。 特にシンクルトン公園では、地表に自然の状態で油やガスが漏れてくる様子が観察できるはずですが、残念ながら最近の状況は把握しておりません。 ご参考までに、現在国内で操業されている油・ガス田の主要なものは、北から順に、 勇払ガス田(北海道苫小牧市、当HPの石油の採れる国々コーナーで紹介)、 八橋油田(秋田市内)、 由利原・鮎川油ガス田(秋田県由利高原)、 岩船沖油ガス田(新潟県中条町の沖合) 東新潟油ガス田(新潟市東港周辺)、 南長岡・片貝ガス田(長岡の南西側)、 吉井・東柏崎ガス田(柏崎) 磐城沖ガス田(福島県の海上) といったところです。お気づきの通り、新津が唯一の油田ではありません。ただ明治後半から大正年間にかけて、生産量日本一を誇り、日本随一と呼ばれた時期はあったようです。ちなみに、その後昭和前半に主役となるのは八橋油田です。 最後に、日本の石油探鉱の歴史を知る参考書として、以下の2冊を紹介しておきます。 秋田の油田(秋田魁新聞社、やや古い)新潟の石油・天然ガス(野島出版、最新刊、連絡先0256-34-3592)、また日本の油田風景が数多く掲載されているホームページ(www.os.rim.or.jp/ ̄hira)も参考になるかもしれません。 |
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軽油がガソリンより安いのはなぜですか? |
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このホームページは、当協会を代表して石油・天然ガスの探鉱開発技術の啓蒙を主目的としており、残念ながらご質問は私どもの担当範囲を少し越えているかと思います。 既にお調べになっておられるかもしれませんが、石油連盟(www.paj.gr.jp)にお問い合わせ頂くのが適当かと存じます。 ただ、現在の税金はガソリンが53円80銭/リットル、軽油が32円10銭、それに対して店頭価格は首都圏で、それぞれ105円と85円ぐらいで、また精製過程での原価の差はほとんどないと考えてよいようです。従いまして、現在の価格差はほとんど税金の差といえると思います。 ご質問を頂きましたのに、ご期待に添えず申し訳ありません。 |
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業務で初めてMSDS(Material Safety Data Sheet)をみました。この 中に「CAS#」という番号が記載されていました。「CAS#」の意味を教えて下さい。 |
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CASはChemical Abstracts Serviceです。主な化学物質にCAS番号が付けられているようで、環境研究所などのサイトで農薬や汚染物質のデータになっています。 CAS また、MSDSについてはこんな解説がありましたので、参考にして下さい。 |
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友人にオートバイレースをやっている人間がおりまして、彼いわく、夏用のガソリンがあって、レースの時は冷やして使うとのこと。 |
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当協会の専門分野外のため、石油連盟(www.paj.gr.jp)他の機関を紹介。 |
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最近ベトナムでもガソリン消費に環境の要因を考慮し始めました。そこで、鉛を含んだガソリンをやめグリーンガソリンにシフトしているそうです。 |
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当協会の専門分野外のため、石油連盟(www.paj.gr.jp)、もしくは次のホームページのリンク集(http://www.teikokuoil.co.jp/company/links.html)にある石油会社等他の機関を紹介。 |
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通常,石油を使って機械を動かしたりする場合は,ガソリン,軽油などの,精製したものを一種類用いると思いますが,例えば,灯油とガソリンを混ぜて用いたりすることはありますか? |
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当協会の専門分野外のため、石油連盟(www.paj.gr.jp)、もしくは次のホームページのリンク集(http://www.teikokuoil.co.jp/company/links.html)にある石油会社等他の機関を紹介。 |
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都内のビルで設備管理をしています。 1.今後もこのまま備蓄して使えるのでしょうか。 |
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当協会の専門分野外のため、石油連盟(www.paj.gr.jp)、もしくは次のホームページのリンク集(http://www.teikokuoil.co.jp/company/links.html)にある石油会社等他の機関を紹介。 |
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ガソリンを静電容量型のセンサで量を計ろうとしております。 |
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当協会の専門分野外のため、石油連盟(www.paj.gr.jp)、もしくは次のホームページのリンク集(http://www.teikokuoil.co.jp/company/links.html)にある石油会社等他の機関を紹介。 |
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石油燃料のうち、JP−8について教えてください。ジェット燃料の範疇に入るようですが、どのような成分なのでしょうか?インターネット上ではその詳細は一切出てきません。あわせてわかればJP−4という燃料についても教えてください。宜しくお願いいたします。 また、もしこちらではわからないようでしたら、どちらに問い合わせすればよいかアドバイスいただけると幸いです。 |
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石油学会http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpi/top.html もしくは 石油連盟 であればお答えできると思います。 |
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1.世界の主要な油井の緯度経度と産出量のデータベースというのはありますか(すでに作ってしまったのですが、権威あるものがあればご紹介下さい) 2.世界の主要な油井がどの採収方法を用いているかについてのデータベースはありますか、また参考文献などを教えてください。 |
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1.井戸のデータベース 一部の地域(例えばGOM、米国陸域)では有料のデータベースがあります。また世界中のこのような情報をアップデートしつつ提供することを生業としている会社もありますが、産出量に関しては油田、ガス田単位であり、井戸毎のものは有りません。当然これも有料、契約ベースです。 ●油田ベースですと'International Petroleum Encyclopedia'(PennWell社発刊)の2001年版までは、毎年「Worldwide Production」として掲載されています。 ●関連データベースで入手可能なものの一つとしては、以下の書籍があげられます。CD形式で1868年〜2003年に発見された877主要ガス田情報(油ガス区別、発見年、深度、位置、埋蔵量、トラップタイプ、貯留層岩相・年代)が収録されています。日産量、回収方法は記載なし。 AAPG Memoir 78 Giant Oil & Gas Fields of the Decade 1990-1999 (2004),Michel T. Halbouty, ISBN 0891813594 http://bookstore.aapg.org/source/orders/index.cfm 2.回収法によるデータベース ●油井ベースでのデータベースは知る限りではありません。しかし、EORに関する統計調査として、Oil and Gas Journal Vol.102.14/ Apr. 12, 2004に'EOR Survey2004という記事があり、米国、カナダの他、世界各国のEORプロジェクトが油田別に記されています。 ●1.で述べた「International Petroleum Encyclopedia(PennWell社発刊)」の1999年版にも米国、カナダを中心にした「1998Worldwide EOR Survey」が掲載されています。なお、水圧入はごく当たり前の方法となっており、そのような記載は目にしたことはありません。 以上 |
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社会コスト低減の開発してます。石油備蓄設備の貝落とし、その処理コストが膨大とのこと、貝落しの処理方法について 新System考えています。現状の具体的課題確認と新System提案は、どこにお尋ねすれば良いですかご連絡お待ちしてます。 | |
このホームページは、当協会を代表して石油・天然ガスの探鉱開発技術の啓蒙を主目的としており、残念ながらご質問は私どもの担当範囲を少し越えているかと思います。 既にお調べになっておられるかもしれませんが、石油備蓄基地・タンク(石油の貯蔵地)に関しましては紹介リンク先の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(http://www.jogmec.go.jp)へ、精油所に関しましては石油連盟(http://www.paj.gr.jp)にお問い合わせ頂くのが適当かと存じます。 詳細については、上記の石油天然ガス・金属鉱物資源機構にお尋ねするのがよろしいかと思います。 |
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@1970年代の北海油田の開発は開発当初の予定よりもコストが非常にかかってくるという問題が起きていますが、1980年代に入って位から石油開発にかかる費用が下がってきています。これは何等かの技術的な発展ないし経営的な努力があることは間違いないと思うのですが、私が見た限りの資料ではプラットフォームの建設費用の軽減化(鉄鋼からコンクリートへの転換)、移動式プラットフォームにすることによる開発施設の使い回し、が原因となっています。しかし、石油の開発にとってもっとも費用がかかる部分は探査(特に試掘)であり、この部分における技術的な発展が大きく寄与しているようにおもわれます。この点についてご意見をお聞かせください。また、具体的な数字があるのであれば教えてください。 A1点目の問題とも関わるのですが、北海油田開発において石油技術が発展したということについては多くの資料で述べられているのですが、その後の石油開発の歴史との関係でどの点が特に重要な技術発展としてとらえられるのでしょうか。 B北海油田開発は、1970〜80年代前半にかけての国際石油市場において、非OPEC産油地域としてOPECの価格政策を制限する役割を果たしたことは多くの資料で指摘されています。ただし、この点は石油という資源の量的な問題が論じられているだけで、ここでは開発された技術そのものが国際的な石油情勢に対してどのような影響を与えたのかについては論じられていません。そこでお聞きしたいのは、北海油田開発など1970〜1980年代に発展した石油開発技術そのものがOPEC諸国に与えた影響(例えば、OPEC諸国における石油開発の際にメジャーの持つ石油開発技術を利用するなど、メジャーとOPEC間において新しい関係が形成されるようになったなど)がありましたら教えてください。 以上、3点が質問になります。一つ一つわかりにくい質問になって申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。また、上記の質問に関わる資料等がございましたら、ご呈示頂けると非常にありがたいです。 |
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問い合わせに関してのコメントを以下に記します。
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灯油の動粘度を教えて下さい。 5℃の場合温度と動粘度の関係がグラフでわかるものがベスト |
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当協会は、石油ガスの探鉱開発を専門としております。 今回の質問は、石油製品・精製部門の下記の石油連盟にお問合せ されるようおすすめします。 石油連盟http://www.paj.gr.jp/ |
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自家発電機の燃料として、軽油又は灯油を採用したいと考えていますが、どの程度の期間で腐敗するのでしょうか。 また、その原因は何でしょうか。 地球温暖化等環境対策としては、軽油又は灯油のどちらが優れていますか。よろしくお願いします。 |
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石油の探鉱・開発部門を主流といたします当協会よりも下記団体にお問い合わせいただいた方がより的確なご回答がいただけると思いますので、ご紹介させていただきます。 石油連盟:電話番号03-3279-3811(代) http://www.paj.gr.jp/ |
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私は工作機械業界に属するものですが、当社の顧客に石油掘削機器業界の会社が多くあります。 一連の掘削機器についての業界関係者以外のものでもわかるような入門的な書籍もしくは資料を紹介いただけませんでしょうか。英語版でもかまいません。貴ホームページの石油開発ABCは拝見させてもらい、参考になりましたがもっと詳細のものがほしいです。 |
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やや専門的になるかもしれませんが@「石油鉱業便覧」石油技術協会(\10,000(非会員)、送料協会負担)刊A「鉱山保安テキスト-鉱場」鉱業労働災害防止協会 刊(「さく井」、「掘削」の章)などに主要掘削機器の説明があります。また、海外のものであれば Petroleum Extension Service, University of Texas at Austin 2001, 208pp, ISBN 0-88698-194-8 US$45 http://www.utexas.edu/cee/petex/AGulf Publishinng CO.(WORLD OIL)発行のCOMPOSITE CATALOG(非売品?) THE COMPOSITE CATALOG of oilfield equipment & services Gulf Publishing Company Houston, TX 77252-2608 Phone:713/529-4301 Fax:713/520-4433 E-mail:info@CompositeCatalog.com/http://www.compositecatalog.com/ などがお役に立つと思います。 |
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技術的な質問 |
原油採掘で油田が枯渇した後、周囲のオイルシェール(油頁岩)を乾留して原油を取り出す際に、採掘したオイルシェール中に(実際原油を抽出してみる前に)、どの程度原油が含有されているかの期待値を分析する方法は確率されているのでしょうか。 | |
ご質問の最初にある「原油採掘で油田が枯渇した後、周囲のオイルシェール(油頁岩)を乾留して原油を取り出す」ということは、行われておりません。 油田に溜まっている油は、周囲、といってもかなり広い範囲にわたって分布している根源岩の中でできた油が、少しずつ貯留岩へ移動してきて溜まったものです。オイルシェールは、この根源岩の極端なケース(乾留して経済的に油を採れるくらいに高い含油率を示すもの)であり、油田の周囲にはオイルシェールが存在するということではありません。 商業的には乾留して約10 ガロン/トン(約40 リットル/トン)以上の油が得られるようなシェールをオイルシェールと呼びます。またオイルシェールの商業化に関しては、露天掘りができなければ恐らく経済的には成立しないと思われます。露天掘り以外にルームアンドピラー方式(米国コロラド等)がありますが、これは山間地で露天掘りができない場所において行われるものであり所謂石炭の坑内掘りとは異なります。従ってオイルシェールの採掘は、地下数百メートルから数千メートルの深度に掘削された坑井により行われる油田とは、基本的に異なるものとなります。 なお油田とは異なりますが、石炭層の表土としてオイルシェールが賦存するケースがあり(例えば中国・撫順炭田)、石炭の露天掘りで表土を取り除く際に、取り除かれた表土の有効利用として、これを乾留し油を得ることはあります。 次にご質問の中の「どの程度原油が含有されているかの期待値を分析する方法」についてですが、オイルシェールからの含油率測定法としては、フィッシャーアセイ法が標準となっており、世界的に用いられてきました。 この方法により得られた値でオイルシェールの含油率が比較検討されています。この方法は、粉末試料約100g を乾留炉にセットし、プログラムされた昇温速度で加熱し500 or 550 ℃で或る一定時間保持したとき得られる油分、ガス分量を測定するもので す。なお、実際のオイルシェールから油を得る方法は、製鉄業で用いられているようなシャフト炉形式のものやセメント製造で用いられるキルン型など色々な方法があり、それぞれに特徴を持っています。 |
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特にEOR技術と地中での液体や気体の挙動について、参考書をご紹介頂ければ幸いです。 | |
油層工学やEOR技術に関する参考書・資料として以下の6冊をご紹介します。 油層工学に関する参考書・資料 1 石油鉱業便覧 石油技術協会編 2 石油鉱業の技術講座 石油公団・石油開発技術センター編 3 Fundamentals of reservoir engineering, L. P. Dake,Developments in petroleum science 8, Elsevier EORに関する参考書・資料 4 CO2 Flooding Reprint, No.51, SPE REPRINT SERIES, SPE 5 Enhanced Oil Recovery, Don W. Green and G. Paul Willhite, SPE 6 Enhanced Oil Recovery, L. W. Lake, Prentice Hall 石油技術協会の資料については、事務局にお問い合わせいただければご購入が出来ます。 なお、SPEのアドレスは、https://spestore.spe.org、 石油公団のアドレスは、http://www.jnoc.go.jp/になります。 |
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石油の貯蔵地を、国内に関して調べた結果、国家規模では日本10ヶ所、民間規模では4000ほどという結果でした。国外の石油貯蔵地は何ヶ所ぐらいあるのですか? そういった意味で、国際的に石油事業に関して取りまとめている国際機関は、どこに当るのでしょう? また、石油精製施設について国内外にはどのくらいの数の施設があるのですか? |
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このホームページは、当協会を代表して石油・天然ガスの探鉱開発技術の啓蒙を主目的としており、残念ながらのご質問は私どもの担当範囲を少し越えているかと思います。 既にお調べになっておられるかもしれませんが、石油備蓄基地・タンク(石油の貯蔵地)に関しましては紹介リンク先の石油公団(http://www.jnoc.go.jp)へ、精油所に関しましては石油連盟(http://www.paj.gr.jp)にお問い合わせ頂くのが適当かと存じます。 詳細については、上記の石油公団にお尋ねするのがよろしいかと思います。 ご質問を頂きましたのに、ご期待に添えず申し訳ありません。また、回答が大変遅れたことについても深くお詫び申し上げます。 |
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軽油の中に入いっている硫黄分についての質問です。 今、車の排ガスについて研究しているものですがどうしても最後には硫黄分を世界基準の50ppm以下にしなければならないということでそれならば、どこで採れる石油は硫黄分が少なく精製法の技術がすごい国など教えてほしいです。 あと、硫黄分の少ない軽油を使っている国などのトップ3など分かれば教えて下さい。 それぞれ2,3個ずつ比較してもらえるとうれしいです。 |
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このホームページは、当協会を代表して石油・天然ガスの探鉱開発技術(石油業界のいわゆる上流部門)の啓蒙を主目的としており、残念ながら、ご質問は当業界の下流部門(輸送・精製・販売)に関することで、私どもの担当範囲を少し越えているかと思います。 1. 軽油や精製に関しては、石油連盟のホームページ(paj.gr.jp)にある最新データライブラリー、或いは、PennWell社 Oil & Gas Journal DataBook等にお問い合わせ頂くのが適当かと存じます。 2. 硫黄分に関しては、下記のように回答します。 日本の原油輸入量の86%程度を占める中東の原油は一部を除いて、硫黄含有量が1.0wt%以上を示し、多いものでは3.5wt%に達します。またベネズエラ、メキシコ等で産する原油の一部やカナダのアルバータ州で産する原油に硫黄分の高いものが知られています。一方、北海、アフリカ、東南アジア/オーストラリア原油は一般に低硫黄とされています。EUは低硫黄原油の比重を高めることで2000年規制をクリア出来るとしていますが、中東原油への依存度が高い日本では難しいかもしれません。 また、次のサイトに(http://www.emis.platts.com/thezone/guides/platts/oil/crudeoilspecs.html)、原油の硫黄分、および低硫黄原油の例が出ていましたので、参考にして下さい。 |
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1.石油は、世界で月産どれくらい産出されているのでしょうか。 2.特に、どこの国が一番多く産出されているのか。 3.不純物の混ざった原油もあるということだが、これも商品価値のある原油と比べ、どれくらいの割合ででてくるものなのか。また、月産ベースだと量は? |
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世界では日産2650万バーレル程度生産されています。その内約12%はサウジアラビア が生産しております。原油の性状は国や地域によって様々です。不純物の割合も様 々で、その含有量や原油の比重、組成などでも価格が異なりますので、商品価値のある原 油、無い原油の比較は難しいように思います。 なお、詳細に付きましては石油連盟のホームページ(http://www.paj.gr.jp)にある最新データライブラリー、または石油公団のホームページ(http://www.jnoc.go.jp/)内エネルギー統計、経済産業省の統計のコーナー(www.meti.go.jp/statistics/index.html)或いは、PennWell社 Oil & Gas Journal誌(http://ogj.pennnet.com/)をご覧下さい。 |
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石油業界の「危機管理」について強をしているのですが、何か良い資料や本、論文等は御座いますでしょうか。また、協会出版物にも石油・天然ガス開発に於ける安全及び環境保護に関する規則等の概要が御座いましたが、これは「危機管理」について何か学ぶことができますでしょうか。 | |
このホームページは、当協会を代表して石油・天然ガスの探鉱開発技術の啓蒙を主目的としており、残念ながらご質問は私どもの担当範囲を少し越えているかと思います。 石油連盟(http://www.paj.gr.jp/)、エンジニアリング振興協会(ENAA、http://www.enaa.or.jp/) の石油開発環境安全センター、もしくは次のホームページのリンク集(http://www.teikokuoil.co.jp/company/links.html)にある石油会社にお問い合わせ頂くのが適当かと存じます。 ただ、協会誌第65巻第2号に掲載の「海洋石油開発における危機管理」、協会誌第65巻第2号に掲載の「HS&Eに関するシンポジウム」が宗様の参考になるかもしれませんので、お知らせいたします。 |
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石油の調査(生産ではなく)において実施されるボーリングの深度がどの程度なのか調べています。 例えば、ある年度に限定し(例えば2000年度)、我が国で石油探査のために行われた調査ボーリング全てに対して、その位置や深度等のデータを整理されているでしょうか?軽油の中に入いっている硫黄分についての質問です。 |
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国内掘削に関しては、石油資源開発株式会社、帝国石油株式会社及び石油公団の坑井深度が、当協会発行の石油技術協会誌(巻末)に掲載されております。 他に、天然ガス鉱業会(〒105-0001 港区虎ノ門1-17-1 第5森ビル2F 電話:03-3501-1396)発行の「天然ガス資料年報(非売品)」も参考になるかと存じます。 また、当協会ホームページの石油技術協会作井技術委員会の掘削ギネス(http://www.japt.org/html/iinkai/drilling/guinees/menu2.html)も参考になるかと存じますので、紹介させて頂きます。 |
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インドネシアの天然ガス採掘に関して教えていただきたくお願い申し上げます。 @現在、日本が輸入に頼っている代表的なガス田 Aそれらのガス田の年間生産量と日本の年間輸入量 B東ジャワ地域周辺のガス田名 |
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お問合せの件、企業にとっても秘密の部分もあり、おおまかな答えとさせていただきます。
@ 以下の2つが主な供給ソース(インドネシアではおそらく2つのみ) A個々のガス田の生産量はふつうは公開されていませんが、前出の国際石油開発鰍フHPには掲載されています。 B現在のところ、輸出向けになりそうな大きなガス田は発見されていません。 さらに、石油公団のホームページ内海外の石油/天然ガス開発コーナーのプロジェクト一覧(http://www.enecho.meti.go.jp/faq/index.htm)に また、石油鉱業連盟(〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館17階(石油鉱業連盟内) 電話:03-3214-1701)発行の「わが国石油・天然ガス開発の現状(非売品)」、 |
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「ウエルサービスのための櫓」は、探鉱井や開発井というものと、まったく違うタイプの施設なのでしょうか。 と申しますのは、以前オハに行ったとき、空港からの自動車の中から、荒れ地のような場所に、短い鉄パイプのようなものがいっぱい生えるように出ているのが、見えました。そのときは高さ1メートルほどに感じたのですが、もっと高さがあったのかもしれません。 あのパイプのようなものが、「ウエルサービスのための櫓」というものではなかったかと。 |
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1.プランジャーポンプ プランジャーポンプというのは、サッカーロッドポンプの先端につけられるポンプのことです。プランジャーとはピストンの事ですからピストン式のポンプです。サッカーロッドのサッカーとはSuck(吸い込む)、ロッドはRodですから吸い込み棒とでも云う意味でしょうが、プランジャーポンプを着けて、鋼製の棒を使ってピストンを上げ下げして油を汲み上げるシステムをサッカーロッドポンピングと言います。 2.オハの写真 「朝日新聞」の北海道版に出ていたオハの写真の針山について、年配の方までいろいろな方に聞きましたが、写真が不鮮明でよく判りません。年配のかたに聞いたのは、写真にある技術が古い技術であり、現在ではあまり馴染みがないからです。 石油を輸送するパイプラインもあり、石油貯蔵用のタンクもあり、写真の針山は石油の油田だと考えられますが、針山の全ての柱が坑井ではないと考えられます。 一部に斜めの支柱があるのは、ポンピングユニットの支柱ではないでしょうか。それ以外のシングルポールは、水平にワイヤーで引っ張るシステムの柱かもしれません。あるいは電柱かもしれません。(図2参考) 日本の油田の写真が下記のアドレスにあります。ご参考になれば幸いです。 |
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ガスハイドレートに関してですが、確か83〜85年頃の子供向け雑誌で、「膨大な埋蔵量があり、近い将来の実用化を 目指し研究が進んでいる」と有ったと思います。 写真は、アメリカかどこかの外国のガス田の塔(?)の写真でしたが。 あれから20年近く、実用化の話はどうなったのでしょうか? 当時はエネルギ−問題も環境問題も左程うるさくなかった時代でしたが、 「太陽光発電」「太陽熱発電」「波力発電」「国内の低質の石炭の石油化(?)」「植物や廃油の石油化(?)」が近い将来大規模に実用化される、との記事も少年向けの雑誌や科学雑誌で読んだ記憶があります。 |
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下記のホームページサイトで、ガスハイドレートの現状・実用化が公開されております。 これらにより、現状・実用化が把握できるかと存じます。 1.石油公団のホームページ内のメタンハイドレート関連記事 2.経済産業省のホームページ内のメタンハイドレート関連記事 |
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石油1kgを燃焼させると二酸化炭素はどのくらいの量を排出しますか?また、それはどのように求めたらいいでしょうか? 科学反応式で求められるのでしょうか? |
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「石油」といってもガソリン、灯油、軽油等がありますし、これら石油製品の元となる原油も「石油」と呼ばれることがあります。 この「石油」が燃えたとき生成する二酸化炭素の量(排出量)は、燃えた「石油」に含まれる炭素(C)の量がすべて酸素(O)と反応して二酸化炭素(CO2)になるとして計算されます。 ですから燃やす石油に含まれる炭素の量を測定し求める必要があります。 実際に私たちが二酸化炭素の排出量を計算するには、測定データー等に基づいて環境省が作成した各製品の「排出係数」を用いて算出するのが一般的です。 (http://www.env.go.jp/earth/ondanka/santeiho/kento/h1209/index.html参照) この「排出係数」を用いれば、ガソリン1リットルを燃焼させると排出係数は2.31[kgCO2/リットル]となっていますから二酸化炭素は2.31kg排出されると計算します。 同様に灯油なら1リットル当り2.51kg、軽油なら1リットル当り2.64kg、また石炭(原料炭)だと1kg当り2.64kg、天然ガス(LNGを除く)だと1m3当り2.2kgとなると計算します(係数の単位や、これらの燃料の熱量に違いがあることに注意してください)。 二酸化炭素等の排出量などを調べるには、全国地球温暖化防止活動推進センターのホームページが参考になると思います。(http://www.jccca.org/参照) 二酸化炭素の排出量を計算するための化学反応式は:C + O2 = CO2が基本です。炭素(C)の原子量が12、酸素(O)が16ですからCO2の原子量は12+16×2=44となります。ですから炭素12kgが燃焼すると酸素を取り込み44kgの二酸化炭素が生成されるという計算になります。 「石油」の中に含まれる炭素(C)の量が正確に分かれば燃焼による二酸化炭素の排出量を計算することができます。 以 上 |
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生産井で2、3次回収を行う場合、どういう状況になってきたら海水、どういう薬品を投入するのでしょうか?投入は常に行い、その投入量は?現在の主流の回収方法は?その比率は?また、油層を破砕する方法とは? 最近、インドのONGG石油ガス公社が休止油田に新技術を導入して油の増産を行うという報道(10.14日経朝刊H)がありましたが、新技術とは?インドの技術?外国の技術?この回収における技術はどこの国が進んでいるのでしょうか? |
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2,3次回収を行う場合には、海水などの塩水、炭酸ガス、スチーム、ポリマーなどの圧入が一般的に行われていますが、これらの物質の圧入には追加コストが生じるため、経済性が大きな条件となります。また、油層や原油の性質によっても物質の向き、不向きがあります。詳しくは、石油鉱業便覧(1983) P568-590 最近の我が国の石油開発(1993) P394-415石油・天然ガス資源の未来を拓く(2004) P229-243をご覧下さい。いずれも石油技術協会発行。 この他、参考として以下。 http://www.jnoc.go.jp/rd/trc/reservo.html http://oilresearch.jogmec.go.jp/glossary/framesetj_so.html 増進回収法 インドのONGG石油ガス公社が休止油田に新技術を導入して油の増産を行うという報道(10.14日経朝刊H)に関しては、(探査、掘削での)新技術との記載がありますので、2,3次回収というよりも、最新の地震探鉱技術、水平坑井などの掘削技術による増産を意味しているものと推察します。 |
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ガソリン、軽油、灯油に含まれる物質について、土壌環境基準や土壌汚染対策法上の指定基準で定める次の物質(@揮発性有機化合物11項目:ジクロロメタン,四塩化炭素,1,2-ジクロロエタン,1,1ジクロロエチレン,シス-1,2-ジクロロエチレン,1,1,1-トリクロロエタン,1,1,2-トリクロロエタン,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,1,3-ジクロロプロペン,ベンゼン、A重金属等10項目:カドミウム,六価クロム,全シアン, 総水銀,アルキル水銀,セレン ,鉛,砒素,ふっ素,ほう素、B農薬等5項目:シマジン,チオベンカルブ,チウラム,PCB ,有機燐 )を含みますか?現在含む場合あるいは現在含まなくても過去に含んでいたものはその質量%と時期を教えてください。 | |
当協会は、石油の探鉱・開発に関する技術者の団体です。 貴殿ご質問は石油精製関連事項ですので、下記団体にお問合せ いただくのがベストと思えます。 石油連盟http://www.paj.gr.jp/ |
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